REMAX−MAGのうまれるまで
MAGとは、超高音耐熱塗料(~1300℃)と高分子処理を施した特殊ナノパウダー(無機物質)および数種の安定物質を最適にブレンドしたものである。液状のMAGは空気に触れることにより、数分で合金へと構造を変化させる特徴を持つ。
ロータリーや、ブーストアップしたターボエンジンのエキマニ(排気マニホルド)はアクセル全開時には軽く800℃を超える。通常、金属や塗料は800℃の中では変形したり、はがれたりと劣化するものであるが、MAGはこの様な過酷な条件下でも、群を抜いた耐熱性能を維持することができ、耐酸化性を重点的開発仕様に盛り込むことで現在の形に完成させることが出来た。完成までには、実車による幾多のテストを繰り返し現在のMAGはレーシングカーにも使用できるようなものとなった。
MAGは現在の形になるまでには、様々な問題を乗り越えてきた。その中で、作業性については施工する技術者にも、施工車のオーナーにも好評で、つまりは速効性があることを実証している。
エンジンの動力性能アップを考える場合、絶対に避けて通れないのが、その性能を大きく左右する、燃焼室全出力に対して、必ず発生する損失(パワーロス)である。エンジン内、摺動各部に生じる摩擦、ふく射などの機械的損失が10%、シリンダーブロックに発生する過酷な高熱を冷却するクーリングシステムで生じる冷却損失28%、そして燃焼ガスを排出するエキゾーストシステムに生じる排気抵抗などによる排気損失32%がそれにあたる。最大損失である排気損失は、マフラーの口径を拡張する等により多少の改善は可能とされ、現在もこの方法が多用されている。いわゆるマフラーの換装である。
MAGを開発するきっかけとなったのは、市販車の排気システム構造を変更せずに、排気損失の低減が出来ないかと考えたことである。
このままでは、30%しか使用していないエンジンの損失を、各方面から低減させる複合的な治療がエコバル施工である。
MAGは、エコバルシステム治療のひとつであり、原則としてエコバル洗浄と治療薬整備によって、機械的損失と冷却損失を極限まで減少させたエンジンの、排気系統に残る排気抵抗を低減させ、エンジンの動力性能を高めるとともにゼロエミッション(排気ガス中のHC,COを限りなくゼロにする)を達成させる為に開発した、エコバルシステム治療の中では、エンジンへのファイナル治療として重要な役割を果たしている。
エンジンの出力に対する正味出力の割合
新車でもエンジンの力の30%しかパワーを出せていないということなのじゃ。もし、100馬力の走りをしたかったら300馬力のエンジンじゃないといけないってことなのじゃの。。。 |
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これは、エンジンの性能が決して悪いわけではなく、損失を減らすことが出来ずにエンジンの性能を使いきっていないだけなのである。全体が100%である以上、出力を上げるには損失を減らさなければならない。
そこで、
損失を減らせるのがエコバル治療なのである。
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