通常の整備過程では気付かないトラブル集

車検をちゃんと通しているから大丈夫と思っていませんか?
車検・定期的なオイル交換をきっちり行っている方のお車はトラブルはほとんどありません。
車検は公道を走る為に最低限必要な検査であり、車の事を考えたものではありません。車を少しでも長く乗ろうとか大切にしたいと考えるならば、車検ももちろんですが、定期的なオイル交換が最も大切な日常のメンテナンスと言えます。
しばらくオイル交換をしていなかった車を車検に持ち込んだ。その後調子が悪くなった。
そんな話は良く耳にします。それは、オイル交換をしていなかった為に、エンジン内部が汚れていた。車検に持ち込みオイル交換をしたところ、キレイなオイルによって内部の汚れや元々のトラブルが表面化したに過ぎません。
もし、車検時のオイル交換が無ければ何の前触れもなく壊れていたでしょう。
そこで、見つかったトラブルはほとんどが重傷であり、高額な修理代金がかかる場合がほとんどです。
エコバルシステムの診断では、実際の施工事例やお客様へのヒヤリングから、重大な故障に繋がりやすい、しかし見落としがちなトラブルに対面することが多いです。
そんなトラブルを一部ご紹介します。あなたの愛車は大丈夫ですか?あなたの診断は大丈夫ですか?

トラブル実例集

ケース1 見逃されているラジエーターキャップのチェック
★ラジエーターキャップの構造
運転中のエンジンは燃焼過程で熱が発生して、水温が上昇し冷却水から気泡が発生し膨張します。冷却系統は密閉されているので膨張する力は圧力となります。増加する圧力は一定の圧まで達した時に、ラジエターキャップ内のスプリングの力がその圧力に負けて縮むことにより、弁を押し上げ冷却水をリザーブタンクに逃します。また冷却経路内部にエアが混入している場合も、水と一緒にリザーブタンクへエアを逃がします。これらの作用によりエンジンの冷却システムは過大な圧力やトラブル等から保護されています。もしもキャップが密閉するための単なる“ふた”であれば、膨張した冷却水やエアの圧力は上がり続けて冷却系統から水が漏れ、エンジントラブルの原因となってしまいます。 運転後のエンジンは、膨張した冷却水が冷えて元の体積に戻ろうとして冷却系統は負圧状態になります。負圧状態になった時キャップ内のスプリングの力が負圧に負けて縮むことにより、弁を押し下げリザーブタンクより冷却水を引き込み、冷えているときの本来の容量まで冷却系統に冷却水を補給します。 このようにラジエターキャップは、内部圧力により2つの弁を開閉して冷却水を出入りさせています。

★冷却水の沸点
水の性質として、気圧が高いほど沸点は高くなり、低いほど沸点は低くなります。たとえば富士山の頂上では気圧が低いために、お湯を沸かす場合100℃よりも低い温度で沸騰します。同じように冷却水の沸点は冷却システム内の圧力によって決まりますが、その圧力設定(ラジエターキャップのスプリング付き弁の開弁圧)が低いと冷却水の沸点が低くなってしまいます。冷却水が沸点に達すると、冷却水は沸騰・気化します。冷却水が気化してしまうと空気だまりの泡が通路内で水の流れる抵抗になり、冷却水を循環させているウォターポンプも空回りしてしまい、放熱する役割のラジエターへの流量が少なくなり冷却効率が大幅に低下し、シリンダーなど各部が熱膨張して爆発圧力が吹き抜けをおこし燃費悪化、オイル過大消費、不完全燃焼などが起こり、熱効率も悪くなります。 ラジエターキャップの開弁圧力とは、大気圧をゼロとした場合のプラス圧力差のことを指します。一般的なデータでは0.0kg/cm2(大気圧)の時の沸点は100℃ですが、開弁圧力が0.9kg/cm2になると沸点は110〜120℃前後まで上昇するといいます。気温が一定ならばラジエターを冷却水が通過する時、100℃で通過するよりも120℃で通過するほうが熱交換効率(冷却効率)は高くなります。つまり開弁圧力で沸点をコントロールすることは、冷却効率や熱効率に密接に関連しているのです。

★ラジエターキャップの故障
ラジエターキャップの設定された開弁圧とはもちろん新品部品の設定圧力です。キャップ内部の弁は使用過程で頻繁に開閉を繰り返し、1〜2年ほどで劣化します。経年劣化により開弁圧が低くなると、冷却水の沸点は低くなり冷却効率や熱効率は著しく低下します。冷却効率が悪い状態で無理して走らせるとオーバーヒートし、最終的にはヘッドガスケットが抜けたり、シリンダーヘッドが歪んでしまったり、回転部分が焼きついたりとエンジンに走行不能になるような大きなダメージを与えることになります。 ラジエターキャップは大変重要な役割の部品なのですが、普通の点検整備作業では著しい漏れでもない限り軽視されがちです。エコバルシステムのトラック施工で点検の結果、全施工車輌の約8割でキャップ不良を確認しています。 ※上記は冷却水や水路の清浄性、ラジエター・サーモスタット・ウォターポンプ・ファン等の機能についての解説は省略しています。また、冷却水の流れやウォターポンプの回転で発生するキャビテーションと、それに伴う水流の抵抗、壊食、冷却効率低下に関しての解説等も省略しています。

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☆なぜ、エコバルが必要か
なぜ、どんなときに、どうして?エンジンのトラブル、それにエコバルシステムが与える影響をご紹介します。
☆エミッション診断
まずは、診断機を使用して物理的な故障がないかを調べます。
☆エンジン燃焼室の洗浄
エンジンをアイドリング〜リミットまで回転させながら高温で洗浄します。
☆潤滑系の非分解治療 REMAX-REVO
ナノの粒子で回転部・摺動部を滑らかにします。
☆冷却系の非分解治療 REMAX-COOL
ウォータージャケット壁面から温度を引き下げ、冷却水の冷却性能を向上させます。
☆燃料系の非分解治療 REMAX-JET
ナノの粒子でインジェクターの詰まりを無くし、吹きムラのない安定した噴射を実現します。
★塗膜系の非分解治療 REMAX-MAG(option)
金属分子に作用して、金属にしなやかさを蘇らせます。
・ショック吸収性向上
・排気抵抗の軽減
・カーブ時の安定性・・・などなど

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